敷地は、鹿児島市の中心部に近い、住宅街。
間口11.4m、奥行き29mの、約100坪の東西に細長い土地。
そこで、敷地の中に大きな二つの中庭を設け、家の中の全ての光は、この中庭から取り入れる配置とした。
どの部屋にいても光と風と緑を感じられ、外からは想像できないほどの自然豊かな空間となった。
家族が過ごす時間が一番長いリビングには、家具デザイナーの村澤氏と共同制作した、オリジナルデザインのラウンドソファーと円卓を床に掘り込み、二つの中庭と暖炉の火をながめ、庭の水盤にそそぐ水の音を聞きながら自然と家族が集まりくつろぐ心地いい空間となった。